「結婚指輪って、いつ買えばいいんですか?」
店頭で本当によく聞かれる質問です。ネットで調べると「式の半年前までに」という答えが多いですが、現役ジュエリーコーディネーターとしての私の答えはもう少しシンプルです。
結婚することが決まったら、もう動いていい。
今日はその理由と、納期のリアル、顔合わせ・式なしカップルの場合まで、現場目線でお話しします。
結論:「決まったらすぐ」をおすすめする3つの理由
理由①:貴金属の価格が上がり続けているから
これは現場で実感していることですが、金やプラチナの高騰で、指輪の価格はだんだんと上がってきています。「半年後に買おう」と待っている間に、同じ指輪が値上がりすることも普通にある時代です。
理由②:早く買っても困らないから
「早く買いすぎて困った」というお客様、私は聞いたことがありません。指輪は早く買っても、つけるタイミングはあとで自由に決められるからです。受け取った瞬間からつけてもOK、「入籍日に解禁」でも「式当日から」でもOK。早く買って損することは、ほぼないんです。
理由③:フェアや優待のタイミングを選べるから
各ブランドはブライダルフェアや来店特典を定期的にやっています。期限に追われて買うより、余裕を持って「おトクなタイミング」を選んで買う方が、確実に賢い買い方です。(今月の来店キャンペーンまとめも参考にどうぞ)
納期のリアル【購入方法別】
| 購入方法 | 納期の目安 |
|---|---|
| 既製品(ストックあり) | サイズが合えば当日も。刻印を入れて1〜2週間 |
| セミオーダー | 2ヶ月前後(ブランドにより前後) |
| フルオーダー | 2〜3ヶ月。こだわると半年かかることも |
ポイントは、「指輪選び」自体にも時間がかかること。何店舗か回って、試着して、ふたりで悩んで——ここに1〜2ヶ月かかるカップルが多いです。つまり「使いたい日」から逆算すると、3〜4ヶ月前には動き出すのが安心ラインです。
ひとつだけ注意を。挙式では指輪交換があるので、「式が終わってからゆっくり選ぼう」は間に合いません。 式をするなら、必ず式までに用意が必要です。
ちなみに以前は「式に間に合わない!」と駆け込んでくるカップルが何組かいらっしゃいましたが、最近は事前に納期を調べて動く方が増えた印象です。それでもたまに、入籍に間に合わせたいご来店で納期がギリギリ……前日や当日午前の仕上がりになることも。「もっと早く来れば……」という声、現場では本当に聞きます。
式をする人へ:衣装の打ち合わせが始まる前に動くのが理想
これは元ウェディングプランナーとしての視点ですが——プランナーとの打ち合わせは、会場にもよりますがだいたい挙式の4ヶ月前からスタートします。ただ、それより前、8ヶ月〜半年前には衣装の打ち合わせが始まります。
衣装選びは1回の試着で着られる数が限られていて、予約枠も2時間ほど。なかなか1回では決まりません。衣装に悩みながら指輪ブランドも回る同時進行は、不可能ではないけれど、ふたりの予定が合わずに思うように動けなくなりがちです。
なので式をする方は、挙式の8ヶ月前くらいにはリング探しを始めて、衣装の打ち合わせが本格化する前に目処をつけておくのが理想的です。
顔合わせまでに用意すべき?【現場のおすすめ:Yes】
「両家顔合わせまでに指輪って必要ですか?」もよく聞かれます。
決まりはありません。ただ、現場からのおすすめは「間に合うなら用意する」です。理由は3つ:
- ご両親にとって「ちゃんと準備を進めている」という安心感になる
- 「こんなデザインにしたんだ〜」と話のネタになって、場が和む
- 顔合わせの写真に指輪が残せる
結婚が決まってからの流れは、今でも「両家への挨拶 → 両家顔合わせ → 入籍」がベターな形だと思います(最近はご家族のスタイルで順番を変える方もいるので、絶対ではありません)。この流れでいくなら、ご両親への報告が済んだら指輪に動き出すのが、ちょうどいいタイミングです。
結婚式をしない場合は?【焦らなくていい。でも】
ナシ婚・入籍だけのカップルからも「いつ買えばいいの?」とご相談を受けます。
私の答えは——入籍に間に合うなら、せっかくだからそれまでに用意すると思い出になります。入籍日に指輪を交換したり、その日から着け始めたり。「この日から始まった」という記念がモノとして残るのは、やっぱり素敵です。
ただし、「焦りたくない」「ゆっくり選びたい」という気持ちが強いなら、ふたりが納得していれば入籍日に間に合わせなくても全然いい。カップルによってさまざまで、決まりはありません。指輪は急かされて買うものじゃないですから。
フォトウェディングをする方は、撮影日がゴールです。撮影日から逆算して、余裕を持って3ヶ月前にはオーダーしておくと安心。撮影日が迫っている場合は、来店時にスタッフへ撮影日を伝えてください。間に合うリングを一緒に探してもらえます。
お店が混む時期・空いてる時間【コーディネーターのリアル情報】
これはあまり書かれていないので、現場から正直にお伝えします。
- 混みやすい:土日のお昼過ぎ。ブライダルフェア期間はとくに
- 空いている:平日。時間帯なら午前中か夕方
混んでいる時間は、試着もご案内も、どうしても慌ただしくなります。空いている時間なら、コーディネーターもじっくり時間をかけられるので、相談も試着も納得いくまでできますよ。
ご来店の際は来店予約をしてからがおすすめです。予約があれば混雑日でも優先的にご案内できますし、来店特典の対象になるブランドも多いです。
まとめ
- 結婚指輪は**「決まったらすぐ」動いてOK**。貴金属高騰の時代、待つメリットは少ない
- 納期は既製品1〜2週間/セミオーダー2ヶ月/フルオーダー2〜3ヶ月。選ぶ時間も含めて3〜4ヶ月前が安心
- 式をするなら、衣装打ち合わせが始まる8ヶ月前くらいから動くと余裕が持てる
- 顔合わせまでに用意すると、安心感・話のネタ・写真の3つの良いことがある
- 式をしないなら入籍・撮影日を目安に。でも決まりはない。ふたりのペースで
- 来店は平日 or 午前・夕方が狙い目。予約してから行くのがおすすめ